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UD
多くの方が「ユニバーサルデザイン」という言葉と、どこかで出会ったことがおありかと思います。
デザイン専攻以外の方とお話ししていても簡単に挙げられるほど、浸透している言葉です。
しかし、それが本物のニュアンスで語られることは、残念ながらやはりまだまだ少ないと思います。
正直に申しますと、私も蓮見教授の「ユニバーサルデザイン論」を受講するまでは、大いに迷走し、誤解していました。
例えば(極論ですが)ものづくりはもともと個人が個人のために(いわばオーダーメイドで)行われていたので、そういう風に、ある個人にとって使いやすいものを逐一作りさえすれば、それで済むのではないか、こんなことを考えなくてはならないのは、大量生産の構造が生み出した副作用ではないか、と思っていました。勿論、公共の施設などはそうはいきませんが…
やはり「誰にでも使いやすい」ということで、障害者や、子供、高齢者に重点を置いた見方をしてしまいがちです。
しかし、障害者・子供・高齢者「向け(専用)」の製品だと、その他の方々の生活にはマッチしません。使いたいと思えない「壁」があるようでは、ユニバーサルとは言えません。変に「特別」なものであってはいけないのです。

今日、NHKの番組にて「生みだせ!ユニバーサルデザイン」という特集が放送されました。
そこでご活躍されていたのが、我らが誇り、K先輩です!
(K先輩は、従来の概念を払拭した、手が塞がらない新しいカタチの松葉杖を修了制作に、昨年、筑波大学の大学院をご卒業されました。数々の試作・考察から、新たなシステムを生み出す…本当に敬服です!)
<参考>
http://www.kansei.tsukuba.ac.jp/~design/2010/?p=182

実際に障害者の方と生活を共にし、日常の些細なことから問題点を見つけ、解決していくというプロセスは、大変ためになりそうでした。
やはりデザインは人々の生活に深く関わるべきものですから、
日常の生活における観察がいかに大切か、改めて身に染みました…。

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